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かな打ちへの羨望と、

親指シフトを中断すると決めたあとも、後ろ髪をひかれる気分もあり、ときどきやってはいました。
以前よりはずっと、頻度も時間も少なくはしていたけれど。
指っていうのはふしぎなもので、ちゃんと配列をおぼえているんですよね。

かな打ちへの羨望は、やっぱりどうしてもぬぐいきれない。
なんなんでしょうね。これは。
仕事では、ローマ字打ちというか英数がメインなのでその反動なんでしょうか。

痺れや痛みがどうしても抜けなくて、病院で診断してもらったところ、
腱鞘炎と肘部管症候群の併発とのことでした。

親指シフトをはじめる前は、こういう痛みとは無縁だったので、
親指シフトのせいだと言いたいところですが、長年のタイピング人生で起こるべくして起こったことなのかもしれない、とも思っています。

専用キーボードとJapanistを導入しても、こういう結果になった人間もここにはいる、ということをおぼえていてほしい。

私みたいにこっそりはじめて、挫折したひとって実はいっぱいいるんだろうな。

親指シフトを絶賛して、布教しているひとたちに、
下段薬指の同時打ちのコツだけでも教えてほしいよ。
右も左も、薬指の負担が半端ない。
特に、同時打ち。

親指シフトは速いとか、打鍵数すくないとかローマ字打ちはアホだとか非効率だとか、
そういうことを言う前に、打ち方とか手首の角度のコツとか、おしえてほしいよ。

ほんとに。

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親指シフト」カテゴリの記事

コメント

はじめまして、親指シフトのブログ「親指シフトウォッチ」その他を書いている杉田と申します。よろしくお願いいたします。私が「親指シフトを絶賛して、布教しているひと」に当たるかどうか分かりませんが、体に負担をかけないタイピングについていくつか気づいたことをコメントします。

その前にお断りしておかなければならないのは、私は医者ではありませんので、専門的な知見はありません。また、キーボードを使う人の状況はそれぞれに違いますし、身体的な条件も異なるので、たとえば私の経験が他の人に役立つかどうかも分かりません。また、残念ながらここに書かれている情報だけでは具体的な問題点を指摘するには足りないと思われます。そうした制約を踏まえた上で、私の知りうる限りのところを書かせていただきます。

まず、親指シフトに限らず、コンピューターを使ってタイピングをする際の体の姿勢等については、これまで知見がかなり積み上げられています。たとえば、よくいわれるのは、肘から先がほぼ水平になるような位置にキーボードを置く(このためにはキーボードの位置はかなり下になります)とか、視線が水平よりやや下になるようにディスプレーを置くとかがあります。

また、手や指の形は、水平のキーボードを前提とすれば、手を水平に下向きにして指が自然に垂れ下がるようにするのがよいとされています。これに対応した形でキーボードのスタンドは立てずに、水平にしておくほうが良いと思います。

こうしたことはすでにお試しになっておられるかもしれませんが、一度チェックをされてはいかがでしょうか。

親指シフト特有の問題に関していえば、特に問題になるのはご指摘の通りの同時打鍵でしょう。ただ、薬指の使用頻度はそんなに高くはない(親指シフトでは基本的に親指に近い方の指の方が使用頻度は高い)のではないかと私は思います。もちろん薬指は確かに人指し指や中指に比べれば敏捷性などは劣るし、疲れやすいということかもしれません。ご指摘の下段薬指の同時打鍵のコツというのも特に意識したことはないので、説明は難しいのですが、一つ考えられることとして次のようなものがあります。

普通のキーボードと同様に親指シフトにおいても意図した文字を打鍵するのに大事なのは「親指以外の指」です。キーの位置を正確に探り当てないといけないからです。親指シフトの場合、これに親指のアクションが加わります。人間の手と指の構造を考えると、親指以外の指が求めるキーに向かって移動するときには、その指の伸縮だけでなく、手全体もある程度は動くと考えられます。そうすると手の移動につれて親指も動くことになります。無理に親指を固定すると、関節に無理がかかる可能性があります。このため、親指は力を入れずに手の動きに追随させるのが最も負担の少ないやり方と考えられます。専用キーボードはこうした親指の動きを許容するように、親指シフトキーの位置や大きさが考えられています。

なお、このように考えると、手のひらをパームレストのようなもので固定することはおそらく体への負担を増やすように働くと思われます。あくまで、手は自由に動く方が良いかと思われます。

とりあえず、私の感じたことをとりまとめて見ました。ご参考になるかどうか分かりませんが、よろしかったら親指シフトももう一度試してください。

投稿: 杉田伸樹 | 2013年8月19日 (月) 23時00分

杉田様。
はじめまして。
返信が遅くなってしまって、申し訳ありません。
ご丁寧なコメント、本当にありがとうございます。
心にしみました…。

この記事を書いた日は特に、指に痛みが強く、自暴自棄に陥っていて言葉もかなり乱暴にしめくくってしまっていました。
不快に思われたと思います。
申し訳ないです。
杉田様だけではなく、多くの親指シフト(NICOLA)ユーザーの方が不快に思われたに違いありません。
本当に、申し訳ない。

親指シフトに対して悪感情はないんです。
むしろ、どうしてこんなに素敵な入力方法に自分の指が合わないのか、その苛立ちとか悲しみとか…そういうもので一杯になってしまって、こういう文を書いてしまいました。
まわりに誰も親指シフトをやっている人がいないので、孤独だったのかもしれません。
「この方法でいいのか」
「なにが正しいのか」
「どうして自分だけ、快適じゃないのか」
自問自答に疲れていたんだと思います。

親指シフトって、不思議なくらい脳みそには気持ちがいいんですよね。
打っていて、ほんとうに気持ちがいい。
なのに、指だけが痛くて…。

実際に、親指シフトを使いこなしていらっしゃる方のご意見はほんとうに参考になります。
あと…なんていうのかな、見捨てられなかったという思いが生まれまして…。

指の調子が良くなったらまた再開してみようと思っています。
根本的なところから見直しをしていくつもりです。
かなり詳しくご指摘いただけて、勇気づけられました。

本当にありがとうございました。

投稿: いもりん | 2013年8月24日 (土) 08時48分

いや、あまり気になさらないでください。体の調子が悪いときにつらいのは誰でも同じですから。

親指シフトに関して言えば、私にとっては「反感」よりも「無関心」の方が問題です。親指シフトがおかしいとか間違っているとかいう話ならば、反論のしようもありますが、無視されてしまっていたらこちらは手の出しようがありません。ということなので、親指シフトに関して何か書かれることは私には歓迎なのです。

前のコメントに書いた通り、私が本当に的確なアドバイスができるかというと心もとない限りですが、何かありましたらまた書いてください。親指シフトに関してもいつか気が向いたところでまた試してください。親指シフトは逃げていきません(実際、親指シフトユーザーは何十年も待ち続けています(笑))。

投稿: 杉田伸樹 | 2013年8月24日 (土) 15時44分

「ー」と「わ」の二文字の打鍵だけが困難ということであれば、次善の策になりますが、「ー」と「わ」を別のキーに割り当てることができます。
例えば、右Shiftキー隣のバックスラッシュキーやEnterキー隣の[キーで「ー」と「わ」を入力する様に設定します。
やり方は、japanistの快速親指シフトをoffにして、’やまぶき’という親指シフトエミュレーションソフトを使い配列定義を変更します。
興味がありましたら、詳細を別途コメント致します。
ちなみに専用キーボードでローマ字入力した場合は、不都合なく使えてますか?

投稿: ykamo | 2013年8月26日 (月) 02時54分

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